声明仮譜試し書き
LaTeXを使ってみようのページで声明仮譜を出力してみます。ここで説明するのは岩原諦信師に基づく南山進流声明仮譜です。南山進流声明についてはここが詳しいようです。 声明の譜は縦書きで表されるのでプリアンブル(上側の入力欄)で縦書きクラスを指定します。続いて、その他画像処理に必要なパッケージを導入します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
\documentclass[a4paper]{utarticle}%またはtarticle %画像処理用パッケージ \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{tikz} \usetikzlibrary{decorations.pathmorphing} %tikzを縦書きで使えるようにするパッケージ \usepackage{pxeveryshi} %仮譜パッケージ \usepackage{thakase} |
これで仮譜を書く準備が整いました。処理系がuplatexのときはutarticleをplatexのときはtarticleを使います。 音の高さの図をを描く命令を\宮,\商,\角,\徴,\羽または\kyu,\sho,\kak,\chi,\wooとします。初重、三重には\初徴,\初羽,\三宮,\三商,\三角です。こうして\begin{document}と\end{document}の間に
1 |
\hakase{\宮\商\角} |
を入力すると繋がった譜がかけます。基本的に音符描画命令は連続して書けばつながった図になります。これを文字の横に配置するには
1 |
{\Huge \karifu{阿}{\宮\商\角}} |
とします。阿の左に繋がった譜が描けました。譜の長さは文字の大きさに合わせて変化します。以上の音は基本の図を回転させただけで定義されています。回転角度が音の高さに対応しています。音の高さそのものを表す命令を宮,商,角,徴,羽それぞれ\q,\s,\k,\c,\wとすると、\宮は実は\base{\q}で定義されます。これ以外の譜も同様です。呂のユリの場合は\呂由で定義されているので
1 |
{\Huge \karifu{阿}{\呂由{\c}\呂由{\c}\角\呂由{\c}\徴}} |
などとかけます。現在定義できているその他の音符はここにまとめています。
コメント
声明仮譜試し書き — コメントはまだありません
HTML tags allowed in your comment: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code class="" title="" data-url=""> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <pre class="" title="" data-url=""> <span class="" title="" data-url="">