紋白五条結び方
紋白五条は、紋を白く染め抜き、あるいは刺繍で模様としたので、その名がある。紋白小五条あるいは単に紋白(「もんじろ」・「もんぱく」)ともいう。
この袈裟は、わが国で工夫されたもので、平安朝より官僧が朝賀の時に着用した。
特に紋を染め抜いたのは、貴族がその出自の家系を誇ったことに起因するといわれている。現在では、各本山の紋を白抜きにしたものを用いたり、大壇主の家紋や各寺院の地紋を入れる場合がある。また、紋白には、染め方によって緋紋白と紫紋白がある。現在、高野山では前官・法印が緋紋白を、それ以外は紫紋白をそれぞれ着用している。一般には、権大僧正以上が緋紋白、それ以外が紫紋白を用いている。最近では、金蘭紋白五条も用いられている。
大威儀の結び方
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その1 大威儀を左回りに巻き付ける方法
五条を被着し、大威儀を左肩から前に垂らし、前で結ぶ。大威儀の長さは、被着した時に、石帯が袈裟の上の部分で隠れるくらいに、立って調節し、右手でその位置を持って以下の様に結び始める。
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その2 大威儀を輪の右回りに巻き付ける方法
その1の結び方とは、大威儀を輪に巻き付ける方向が逆であるが、その他の点は基本的には同じである。この結び方は、豊山派で用いられている。
小威儀の結び方
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普通の方法
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石だたみ その1
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石だたみ その2
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