LaTeXを使った「次第」作成 その0
師匠、師匠の行法次第の作り方を教えてください。
結構面倒だけどいいかね?
始める前になぜ を使うか話しておこう。
気づいていると思うが、このと云う文字も
の書式で整形している。
パソコン等で次第を作るとなると MSWord などのワープロソフトで作ろうと考えるだろう。
文字だけであればそれで十分だろう。ただし、声明の譜を入れるとなると以下のようなことが考えられる。
1. ワープロソフトの作図機能を使って譜を作る
2. グラフィックソフトを使って譜を作る。
3. 既存の次第の譜をスキャンした画像を切り貼りして使う。
1. または 2. で作られた次第を見たことがないので概ね 3. だろう。
私がこれをしなかった理由は 文字と譜の整合性が取りにくそうで 調整するのに苦労しそうだ と考えたからだ。
まあ、やってないのでわからないがな。
そういうものですか。そっちの方が慣れてていいのになぁ。
嫌なら無理しなくていいんだよ。
それじゃあ と云うもののいいところは何ですか?
WYSIWYG と云う言葉を知っていると思うが、多くのワープロソフトは出来上がった文書の見た目のまま編集できるのを一つの売りにしているね。 はそうではなくて文と文を装飾する書式でできたテキスト形式の文書(これをソースと云う)をコンパイル(タイプセット)と云う処理を施して見た目の整った文書にするので WYSIWYG ではないんだよ。
なぁんだ。それじゃあ、原始時代に逆戻りじゃないですか?
そう思うかね。今言った「文を装飾する書式」を自分で作れるとしたらどうかね。
もしかしたら師匠は声明の譜を書く書式を作ったわけですか?よく分からないけど凄いかも。
私はちっとも凄くはないが、 を作りあげてきた人たちは凄い。
元々は数学者の ドナルド・クヌース 氏が製作した組版システムでこれを (テフ、テック)と云う。
(ラテフ、ラテック、など)とは、レスリー・ランポート 氏によって開発されたテキストベースの組版処理システムである。
にマクロパッケージを組み込むことによって構築されており、単体の
に比べて、より手軽に組版を行うことができるようになっている。
これらは世界中の有志によって今でも日々開発改良が続けられていて TeXLive と云う巨大な組版処理システムとなっている。
これは Windows でも Mac でも Linux でも無料で使える。
私が声明システムを作れたのは先人の業績があったからで、その上ににちょっと付け足したようなものだ。
そんな歴史があったのですね。
さらにインターネットの発達によりクラウド上で使えるサービスがいくつか出来上がっている。
つまり、昔(数年前)はパソコンにインストールしなければ使えなかった が
ノートパッドでもスマホでも使えるようになっている。
結構感動しました。師匠、早く教えて下さい!!
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